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空っぽの家
作:はな様
第2章 「可哀想な人」
翌朝 彼が出勤して行ったのを
ドアの音で確認して リビングへ行った。
神様はいるのか、いないのか
思いがけないプレゼント。
彼がいつも持っているカバンが彼の席に残っていた。
「絶対によくない」
以下 冒頭の天使と悪魔のやりとりの繰り返し。
でも もう止められなかった。
無造作に置かれたカバンの住人たちは さぞ驚いただろう。
主から休みと言われ置き去りにされ
空き巣まがいの手が入ってきたんだから。
居酒屋の配布ティッシュ、
ブラシ、タオル…以前使ってたケータイ。
「これだ!」
何だかおかしな確信。
人生2度目。
他者の他社のケータイに触れた。
“カチ”
やっぱり同じ音だった。
フシギ。
とてもワクワクしてる自分がいた。
発信・着信履歴、メールボックス、カメラ画像…
ロックがかかってないものは全て見た。
「かみさん いないから」
「どこ行く?」
肩を組み 頬を寄せ
満面の笑みで映る彼とヒロ。
どこから見てもよくいるラブラブカップル。
わざわざデコレーションされ
「一生一緒にいようね」
なんて書かれた写真。
夢だと思った。
だって私が彼と生きてきた10年以上の
現実には全く存在しなかったコトだから。
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(*゚∀゚)=3ムッハー
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