短編

メイド喫茶の裏側
紅憐柴 様:作



とある日曜日。

この物語の主人公である、姫神 峡(ひめがみ きょう)(16)は、親友と信じた くない阪口 綾(さかぐち りょう)(16)に連れられオタクの聖地、秋葉原に繰 り出していた。

「いや〜、秋晴れの蒼空のしたを、キョン君とあるけるなんて最高っさね〜♪」 と綾が言う。

「そうかい。俺は不快感に満ち溢れているんだがね〜。」と峡が言う。

「またまた〜、そんなこといって、ちゃっかり買い物してるじゃん。」と綾が峡 をからかう。

「これは今度、大会で使うマシンに貼\るデガールの材料だよ。」と峡が言う。

「ほほ〜う。それではキョン君。つかぬことを聞きますが、その箱はなんだい? 」と「これは、エアーコンプレッサーだ。あと、全色カラーの塗料、ミクロカ ッター、サークルカッター、コーナーカッターetc.…」と峡が一通り言う。

「どんだけラジコン魂があるだい…。」と綾が呆れる。

「お前に呆れられる程、俺は汚れてない!」と峡がキレる。

「おお〜、恐っ!!」と綾が怯える。

「いっぺん…死んでみる…?」と峡が言う。 「なんで、地少〈地獄少女〉!?」と綾が驚く。

「妹がハマっててさ。」と峡が言う。

「なんという、影響力…。」と綾が驚く。「言っとくけど、お前のせいだからな!! 」と峡が怒鳴る。

「んなわけないだろ。俺はハルヒ一筋だから…!」と綾は言い切る。

「お前…、半年前は《俺は地獄少女一筋だ!》とか言ってたじゃねぇか!!」と峡が ツッコミを咬ます。

「過去の記憶なんて…、もう忘れたっさね…。」と綾が言う。

「分かった。俺も、お前の記憶を総て消し去る。」と峡か言う。

「それはさて置いて、食事でもって採るっかね〜。」と綾が峡のセリフを蹴飛ば した。

「お前マジで事故って記憶喪失になっちまえ。」と峡が言う。

綾は、お構\いなしに周りを見渡していた。「あっ!あそこがいいっさね〜♪」と 綾が指差した。

そこは…、メイド喫茶であった。

「俺、先帰るわ。」と峡が後ろを振り向き帰ろうとした。

「駄目だよぉ〜。さぁ、アキバのオアシスへ…。」と綾は笑顔でメイド喫茶に入 って行く。

勿論峡は、腕を掴まれていたので、仕方なくメイド喫茶に吸い込まれて行った。



メイド喫茶店内。

『お帰りなさいませ、ご主人様☆』とメイド達が言う。 「ただいま♪」と綾が言う。

「くたばれオタク。滅びろ綾。」と峡が心の中で言う。 「さあ、こちらでおくつろぎくださいませ♪」とメイドが言う。

「ありがとう♪」と綾が言う。

「なにかお食べになりますか?ご主人様☆」とメイドが綾に問いかける。

「そうだな〜。じゃあ、おまかせで♪」と綾がメイドに言う。

「了解致しました☆お連れ様は何になさいますか?」とメイドは峡に問いかける 。

「別に食欲がないんで、ダージリンティーでいいです。」と峡が言う。

「了解致しました☆」とメイドは戻っていった。 「どうしたんだい?キョン君。」と綾が峡に問いかける。

「別に。ただ、お前と居ると呆れるほど嫌な事ばかりだなと思っただけだ。」と 峡が言う。

「結構\、グサッと来る言い方だね…。」と綾が言う。

「だって、ワザとだから。」と峡は心の中で言う。

「お待たせしました♪」とメイドは綾の前にオムライスを置いた。

峡の前にもダージリンティーが置かれた。「それでは、ご主人様。なにか描いて 欲しい絵がありますか♪」とメイドが綾に問いかける。

「それじゃあ、猫☆」と綾が言う。 「かしこまりました☆」とメイドは上手に猫の絵を描いた。

峡は少し感心した。

「それでは、私達が応援いたしますので、召し上がってください。」とメイドが 言う。

峡はドン引きした。

声援が綾を包み込んでいた。

峡はダージリンティーに写る自分を砂糖匙で突っついていた。

しばらくして、声援が止んだ。 それと、同時に綾はオムライスを完食していた。

「ウザかった時間がとうとう、終わる。」と峡は安堵する。 峡は、綾とレジに向かった。

「それでは、お会計の方が三万円になります♪」とメイドが言う。

「えっ?高すぎはしませんかね…?」と綾が言う。

「はあ、なに言ってんの?あんなに応援してあげたじゃない。」とメイドが言う。

「確かにそうですけど…。」と綾が言う。「じゃあ、払いなさいよ。」とメイド が言う。

「キョン君…。」と綾は峡の方を見て言う。 「自業自得だ。」と峡が言う。

それと、同タイミングでメイドも頷く。

「鬼…」と綾は呟く。

綾は渋々、財布から三万円を取り出し、メイドに渡した。

「わ〜い、ありがとう♪」とメイドが言い、綾に抱き付いた。



「もしかして、まだお金盗るんじゃあ…」と綾がメイドに問いかける。

「大丈夫ですよ♪これが、本当のサービスで〜す☆」とメイドが言う。 「まさしく、ツンデレ喫茶だな。」と峡が綾をからかう。

「上手いこと言うな!!」と綾が言う。

「悪い悪い。」と峡が綾に謝る。

すると、メイド喫茶に二人の使用人らしき人が入って来た。

『ご主人様!』と二人が言う。

『ええっ!!』とその場に居た人達(峡を除き、客全員を含む)が驚く。

「どうしたんだ?こんな所まで。」と峡が使用人二人に問いかける。

「何を言ってるんですか!?今日は、新人が来る日でしょ!」と執事らしき人が言う 。

「そんなに怒鳴らなくても、聞こえてるよ。黒乃。」と峡が執事らしき人に言う 。

「全く…。」とメイドらしき少女が言う。「心配かけて悪かったな、ユリア。」 と峡が言う。

「さあ、帰りましょう。使用人達が心配いしています。」と黒乃が言う。

「分かったよ。」と峡が言う。

「でも、どうしてこのようなところに?まさか、私の事が嫌いに…」とユリアが落 ち込む。

「そうじゃないさ。俺は、使用人達全員が家族そのものなんだから、嫌いになる わけないじゃないか。」と峡が言う。

「本当ですか…?」とユリアが峡に問いかける。

「ああ。だから、帰ろう。」と峡が言う。「はい♪」とユリアは笑顔で言う。

「それじゃあ、またな。綾。」と峡が言う。

「あ、ああ…。」と綾が驚きながら言う。峡は帰って行った。

「あなたのお連れ様、凄い方だったんですね…。」とメイド喫茶のメイドが言う 。



終わり





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