◆詩
暗闇にあるもの
好事家 黎明様:作
[紹介文]家の押し入れを見て閃きました。
目の前の
開かない 押し入れ
きっとこれは
わたしの分身
中に何があるのか
それすらわからない
わたしの押し入れ
目を逸らすと
時折現れる
その押し入れは
中のなにかが恨めしげに
わたしをじっと
睨みつける
中の何かは
押し込められたわたし
わたしは
心の押し入れが怖かった
弱いものを詰めた
その押し入れが怖かった
だから
わたしには見えない
わたしの手で
わたしは押し入れを
押さえつけてる
開かなくしたのは、わたし。
中にいるのも、わたし。
中じゃない外にいるわたしは
外のわたしが
一番弱いことを
まだ知ろうもしない
開かない押し入れ
そしてその中にあるのは
騙して押し込めた
心の奥底………
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