第二章
暁 『ここが...ブラックワールドなんか?』
『そうだ。』
暁 『でもどうして俺なんかがこの世界に来なくちゃいけないんだ?』
『今このワールドは全世界に広がっている。このワールドに来る理由なんて特
にない。
ある人物を除けば、の話だが。』
暁 『お前は俺がくるより先に来ていたのか?』
『そうだ、俺はお前が来るのを待っていた。』
暁 『そ...霄...なんで俺が来るのを待つ必要があるんだよ?』
『そのうち分かる。
さて、俺はやらなきゃいけないことがあるからもう行くぞ。』
暁 『なんだよ、やることって!』
『管理だ。』
ニヤっと笑い立ち去って行った。
霄と灑羅は暁の話しを場所を移動して資料室で話していた。
霄 『一体なんなんだよ、そのブラックワールドゲームっていうのは.....。』
霄はぼそっと呟く。
ふと灑羅に目をやると困った顔をしている。
そんな灑羅を見て霄は声をかけた。
霄 『先生っそんな顔んなよ!俺が必ず見つけだすからさ。だからそんな困った顔
すんなよ。なっ?』
そんな言葉しか霄はかけてやれない自分が悔しかったが灑羅の顔が明るくなった
のを見て安堵した。
灑羅 『ありがとう。私赤羽君に嫌われてると思ってた。』
と言って照れたように下を向いてしまった。
そんな仕草をされるとこっちまでてれんじゃねーかと思いつつ
霄 『んな事ねーよっ!俺はただ先生とどう関わればいいのかわかんねーし...。
』
灑羅 『じゃぁ先生とお友達になってね?』
霄 『はっ!?友達って...おかしくね!?』
灑羅 『変な意味に捉えないでね。』
と言って灑羅は笑った。
少し霄は考えて言った。
霄 『まぁいいや、そうと決まったんなら直ぐにでも暁探しにいかなきゃ!』
単純だな。と苦笑しながらそうね。と灑羅は答えた。
世界破滅までの
カウントダウン
チャイムが鳴ったため一旦解散したが昼休み霄は灑羅から職員室に呼び出された
。
灑羅 『ここじゃあれだから場所を変えましょう。』
移動した場所は進路室。
霄 『でなんか見つかったのか???』
灑羅 『いや見つかったわけではなくて...私が霄くんに言わなきゃいけないこと
があるの。』
伏せた目を開けながら灑羅は話しはじめた。
灑羅 『ブラックワールドゲームは決して危険な所ではないわ。世界中のたくさん
の人達がこのゲームをやっている。ただ一回入ってしまうとなかなか抜け出せな
い。そして体ごとワープしてしまうから行方不明扱いになる。ワープすると向こ
うの世界で生活する事になるけどそこでは戦わないと生きてはいけない。
それから向こうの世界で死ねばこっちの世界には絶対戻って来れない。ワープを
しても命さえあればこっちの世界に戻って来る事は出来るの。
ただ戻って来るには能力診断テストを受けてステータスをあげないと戻る手段は
ない。
それがブラックワールドゲーム。ここまでは分かる?』
唖然とする霄。
少し時間が経ち落ち着いた霄がやっと口を開き一つの疑問を灑羅にぶつけた。
霄 『なんで先生知ってんの?』
灑羅 『それは...そうよね..霄君には言わないとよね..
私も...プレイヤーだからよ。』
霄 『ンだよそれ...。』
灑羅 『ごめんなさい..。』
霄は冷静さを失い叫んだ。
霄 『ざけんなよっ!暁は今もしかしたら死んでるかも知れねーし死にかけてっか
も知れねーんだぞ!?死んだら取り返しつかねーんだよ!』
灑羅 『ごめんね...。』
沈黙が流れる。
長く感じる沈黙を破ったのは霄だった。
霄 『先生わりぃ。先生の気持ちもなんも考えてなかった。話してくれてありがと
な!』
そう言って笑顔で灑羅を見つめた。
灑羅 『霄..くん...。』
霄 『なぁどうやったらブラックワールドゲーム出来るんだよ。』
そう言うと灑羅も困った顔で見返して来た。
灑羅 『それがどう調べても分からないのよ。私も暁くんと一緒でいつの間にか職
員室の机の上にあったの。』
霄 『じゃぁいつか俺ン所にもそのキーホルダーが置かれるのか?
それまで待つしかないのか?』
灑羅 『あとは..プレイヤーを殺しキーホルダーを奪うしかない。』
灑羅は冷静に言った。
霄 『奪うには殺すしかないのか?』
灑羅 『キーホルダーが光っている時にプレイヤーが手を離すと命を落とすの。光
っていないキーホルダーを奪っても意味がない。』
霄 『...ンだよそれ...』
ガチャ。
【0004】
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