2章
2−1
僕は捲土重来と仕事に励んで1年程が経過していた。
ささやかながらもリサイクルショップを営むことができ、
とても業績は好調だった。
そんなころ、義之も高校テニス部の選抜選手となった
自慢話を手土産に何度となく家にも店にも来るようになっていて、
別れている妻(暁子)の近況など知りたくもないことだが、
愚痴る義之の言葉の端々から怠惰な生活を想像してしまう。
そんな煩わしさを打ち消そうと努めるものの、
心は病んでくる。
【0041】
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