エッセイ

仮面
JAMCA様:作



[紹介文]フィクション?ノンフィクション?


 私は、いつも仮面をかぶっている。
もちろん、本当に仮面をつけているわけではない。


 今でいうなら、キャラを作っているというのだろうか。
素顔の私が表\に出て来ることは、ほとんどない。


 仮面を初めてかぶったのは、
いつのことだったのか、はっきりしない。


ただ10代の半ば頃にはもう、仮面をかぶることを覚えていた。


 弱い部分を、他人に見せる手段を持たない私は、
自分を守るための方法として、
仮面という防衛術を本能\的に身に付けていた。


 周りからは、人当たりが良くて、
話をするのが好きな人間だと思われている。


 でも本当の私は、
人とぶつかることを恐れる、ただの小心者だ。


コンプレックスの塊で、
時間があれば自分の内面と向き合いすぎて、どんどん落ち込んでしまう。


 もともとがネガティブ人間だから、そうなると止まらない。


坂道を転がるように落ちて行く。


 そんな時でも、周りには仮面をかぶって愛想を振る自分。


辛くて泣きたい時にも、笑ってしまう自分がいる。


 時々、自分の素顔が分からなくなりそうになる。


もしかしたら、
既に仮面と素顔の境目が分からなくなっているのかもしれない。


 ごく稀に、仮面をかぶった自分を保てない相手がいる。


それは、主に恋愛に絡んだ場合だと思われる。


 先にも書いた通り、仮面を持たない私は、
ただの小心者だ。自分がどうするべきかの判断すらできない。


 特に1つのことに熱中すると、
周りが見えなくなって、自分をコントロールできなくなる。


自分でも常軌を逸していると思うような行動を取ってしまう。


 これが恋愛の話となると更に最悪だ。


全力投球で直球を投げることしかできないから、
暴投ばかり。それでも白黒はっきりつけないと気が済まない。


例え黒でも、自分なりに想いを伝えられれば、
不思議と落ち着ける。


そして、後で冷静になってから、
後悔の波が押し寄せて来る。こんな繰り返し。


 でも、きっとこの性格は変わらないだろう。


驚くぐらいの激しい感情を持っている自分、
ただの小心者の自分、どれも自分なんだと言い聞かせ、
付き合って行くしかない。


 結局私は、これからもずっと仮面をかぶり続けるだろう。


今の私には、この生き方しかできないのだから。


 いつか、この仮面を捨て時が来るのだろうか。。。





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